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プログレ弦楽四重奏

 

京都北山にある京都コンサートホールでの音楽会。ポストモダニズムの時代末期・1995年完成の建物は、故磯崎新氏の設計。自由なフォルムと多様な素材の使い方で、この時代の建築らしい佇まいとなっています。

 

 

ホール床のパターンが、だまし絵のように立体的に見えます。この日は大ホールで学校関係の催しがあり、子供たちが歓声を上げながらこのホールを走り回っていました。

 

 

1階ホールを眺めながら、ホールを取り巻くスロープをゆっくりと昇って気分を高めながら、演奏会場と向かいます

 

 

この日の演奏会場である「アンサンブルホールムラタ」前のホワイエ

 

 

 

 

さて、演奏会のプログラムは弦楽四重奏。この日の演目はハイドン、ショスタコーヴィチときて、休憩後には、キングクリムゾン、ピンクフロイド、エマーソン・レイク&パーマー、といったプログレッシブロックのアーティスト名が並びます。

プログレッシブロックは、私達の高校時代とも重なる1960年後半から1970代半ば頃に興隆を極めたので、上のアーティスト名を見て懐かしく感じる人も多いのではないでしょうか。

 

それにしても弦楽四重奏でロック? 私が10年位前から注目しているこのモルゴーア・クァルテットの4人組は、それぞれがクラシックの世界で活躍する一流の演奏家達です。元々はショスタコーヴィチの弦楽四重奏曲を演奏するために1992年に結成されたそうですが、メンバーの一人である荒井英治氏のプログレ愛が高じて、プログレの名曲をレパートリーに加えるようになったとのことです。

 

 

まさに4人だけのシンプルなステージセッティング。この日は台風の影響もあり予定より1時間遅れて演奏会が始まりました。

 

クラシックとプログレ、とりわけショスタコーヴィチとプログレとなれば、それなりに親和性がありそうですが、弦楽器の4器だけでロック、それも変拍子のリズムや複雑な音調・音階を持ったプログレッシブロックを演ろうというのは、多分無謀な試みと言っても過言ではありません。しかしながらこの4人組は見事にそれをやり遂げています。これが話題を呼び、彼らの演奏会では、ショスタコーヴィチ等のクラシックに加えて、プログレが必ず演奏されるようになりました。私のようにそれを目当てに演奏会に出かけるファンも多く、この日もそれぞれの曲目が終わったあとの拍手は、ハイドンやショスタコーヴィチよりプログレの方が少し大きめでした(笑)。そしてアンコール曲は、キングクリムゾンのアルバム「クリムゾンキングの宮殿」に収められている「21世紀のスキッツォイド・マン」。あの一度聴いたら忘れられない出だしのヘビーメタル調のリフが見事に再現されていました!

 

 

 

上の画像はモルゴーア・クァルテットの3枚のCD。1枚目の「21世紀の精神正常者たち」と2枚目の「原子心母の危機」は彼らのサイン入りです。・キングクリムゾン ・ピンクフロイド ・イエス ・エマーソン・レイク・&パーマー ・ジェネシス等、いずれもプログレ大御所達の名曲ばかり。CDのジャケットデザインやタイトルもウィットに富んでいて、クラシック畑の人たちがこんなCDだすのか~と嬉しくなります。

 

ともあれ百聞は一見にしかず。

 

YouTube から拝借した映像で、彼らの熱演を体感してみてください。

(21世紀のプログレ遅刻ファン)

5件のコメント

  1. ピンクフロイド!!懐かしい〜〜^_^
    アルバム『狂気』持ってました。
    ジャケットが可愛いなあ、って邪道の購入でしたが…(プログレファンに叱られそう💦)
    しかし、この弦楽四重奏の人たち凄すぎです!!
    目が点…耳が⁇になりました。
    必聴に値する演奏。是非、ナマを聴きに行きたいです。
    まだまだ知らないことがいっぱい。
    古希では、お尻青いですなぁ(^^;)

    1. そうそう、大したおじさん達4人組です。キーマンの荒井英治氏は1957年生まれで僕らとほぼ同世代。
      ナマで聴くと4人分のパワーが思い切りもらえまっせ!今後関西公演の情報が分かれば、またお知らせします~
      ピンクフロイドは、確か高3だった1971年夏に初来日した時、建て替わる前のフェスティバルホールまで聴きにいきました。予備知識はあまり無かったので、ロックというよりシンフォニーみたいな「原子心母」を初めて聴いて、へぇ~これがプログレか~と得心したもんです。
      その後1973年発表の「狂気」は世界中で滅茶苦茶売れて、pooさんが買ったアルバムは、5,000万枚の内の一枚!

  2. それ、もう売ってしもた…二足三文で(^^;;
    LPもう聴けへんわぁ〜、と思って、持ってたん全部処分してしまいました…
    今またLPブームですなぁ。
    時代は巡る…

  3. モルゴーアカルテットのパロッたジャケットは見ているだけで楽しくなります。
    52年前に見たピンクフロイドのコンサートが、ついこの前のような気がしてきました。冷房のきいた会場でピンクフロイドを
    聴きながら、ついウトウト。
    ときおり、デイブギルモアの「グィーン」というギターの爆音で目が覚めた。
    そういえば、「モア」という映画でも
    ピンクフロイドが使われていたなぁ。

    1. ピンクフロイド1971年の初来日時は、あの有名な野外ロックフェスティバル「箱根アフロディーテ」以外は、何故か大阪公演だけだったんよね。今から思えばあの時フェスで聴けたのは、お互いラッキーだったのではないでしょうか!!
      確かにいい気持ちになって眠ってしまうような、ロックコンサートらしからぬ(笑)ライブでした。
      デビットギルモアのギターはシンプルで情感があって、5本の指に入るくらい好きなギタリストです!

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