大阪関西万博 EXPO2025-4
8人のプロデューサーが企画するシグネチャーパビリオンはどれも人気で、なかなか予約も取りにくいのですが、一部のエリアや時間帯によっては、予約無しでも見ることができます。
今どきの先生らしいユニークなカラーヘヤーとお洒落なファッションをTV等でよく見かける 宮田裕章さんの Better Co Being は静けさの森に面した一角の広いスペースを占めていますが、全体が屋外にある開放的なパビリオンです。
設計は世界的な建築家ユニットである SANNA で、昼間は外から見るだけでも、白い立体格子の繊細なフレームが青空と緑に映えて綺麗です。

普段は予約が必要ですが、夜20時過ぎ頃からは予約無しで開放されています。それでも少しは並ぶかも知れませんが、タイミングが合えば帰途につく前に滑り込むことも可能です。


この時間帯に観覧できるエリアは限られていて、時間も15分程度ですが、幻想的なライトアップと宮田さんによるアート作品などが楽しめます。

ピアニストであり数学研究者でもあるという 中島さち子さん プロジュースの いのちの遊び場 クラゲ館 には、予約無しで自由に観覧できる広いスペースがあります。

クラゲが浮遊しているかのような軽やかな外観が印象的です
屋根に白い幕を張った鉄骨のトラス構造で、その下にいくつもの木製のパーツがランダムに吊り下げられています。たぶんクラゲの触手をイメージしたものでしょう。木製パーツの繋ぎ方をよく見れば、閉幕後に取り外しと再利用がしやすいように工夫されているのが分かります。


その下には、子供から大人までが思い思いに五感を刺激するような体験ができる「遊び場」として、色々な仕掛けが用意されていますので、お孫さんたちと一緒に家族連れで楽しい時間が過ごせそうです。

型にはまらず不規則にからみあう木製パーツが、来場者をふんわりと包み込んでいます
映画監督の 河瀬直美さん プロデュース の Dialogue Theater いのちのあかし は、京都と奈良から、廃校になった校舎を一旦解体して万博会場まで運んで移設したものです。Theater 部分に入るには予約が要りますが、下の写真のように自由に出入りできる部分もたくさんあります。
個性を主張する派手な外観のパビリオンが建ち並ぶ会場の中で、子供時代にタイムスリップしたようななつかしさを感じる場所になっています。


木造の骨組は鉄骨で補強されています

写真右側の棟が Theater 部分で1階のコンクリート部分に旧校舎が乗っかっています

旧校舎の廊下部分は時間が止まったように感じる空間

緑に囲まれてエアコンも効いた室内で、ビデオ鑑賞しながら自由に休憩できます
<続く>
田中啓文
河瀬パビリオンでは来場者に、毎日違う「問い」のカードが配られシアターでもその言葉が画面に流れます。
「同じ人生を二度生きるとして変えたくないことは何ですか?」
「この世でいちばん静かな時間が流れる場所はどこですか?」
「あなたが一番取り戻したい`野生‘はなんですか?」
「あなたの大切な人がくれた一番大切なものを教えて下さい」
ドキッとしたり、記憶をたどったり、考え込んだり・・・・自分との対話もこのパビリオンのテーマなのですね。
そういうふうに正面切って質問されると、答えに窮することも多いですね
自分の思考の浅さに気づかされますが。。とりあえず自分に問うてみることでしょうか
「我思う、ゆえに我あり」―デカルトー